「大学2年生なんですけど、今からでも公認会計士になることは可能ですか?」
「社会人で30歳なんですが、こんな私でも公認会計士になることは可能ですか?」
よく会計士を目指そうかなという学生や社会人の方から受ける質問ですね。
このような質問に私の考えを述べさせていただきます。
1.大学生2年生から公認会計士を目指しても可能なのか?
結論から言えば「可能」です。
ただし、私のYouTubeでも再三お話ししてますが、「人生かけて努力したら」可能です。
生半可な気持ちでは合格することはできません。
※参考YouTube
質問者さんは若い方が多く、特に大学2年生くらいの方が多い印象です。
大学1〜2年で公認会計士を目指し始めるのは比較的早い方ですし、個人的にはベストなタイミングではなかろうかなと思います。
そもそも公認会計士の職業に出会う機会は少なく、中高生で会計士の存在を知っている人は少ないと思います。
多くの人は大学で公認会計士という存在を知ることになって目指し始める人が多いと思うので、大学の前半で公認会計士の存在を知り、目指し始めるのは運も良く早い方だと思います。
会計士試験の平均的な勉強期間は2年〜3年なので、頑張れば在学中に取得することができます。在学中に取得すれば就活でのアドバンテージは非常に大きいと思います。
※ひつこいですが、めちゃくちゃ頑張ればの話です。
私は大学4年生くらいで目指そうと決めて、卒業後から本格的に勉強を始めだしたので、比較的遅めです。大学2年生から将来の夢を持てるのは非常に素晴らしいと思います。
では、大学3年生以降で目指し始めると無理なのか?
それについては後述いたします。
2.公認会計士合格者の年齢別割合
では、公認会計士合格者全体をみるとどの年代が多いのか?
以下は、金融庁が出している令和2年の公認会計士試験合格者調べですが、年齢別の合格者の統計を見て見ましょう。
出典:公認会計士・監査審査会「令和2年公認会計士試験合格者調」
このようにみると一番のボリュームゾーンは20歳〜25歳のレンジであり、全体の6割近くを占めます。
私も25歳で合格したのでギリギリこのゾーンですね。
では、次に合格者の学歴別の統計を見てみましょう。
出典:公認会計士・監査審査会「令和2年公認会計士試験合格者調」
このようにみると学生で合格する方が55%と半数を占め、若い方が多いということがわかります。
次いで多いのは無職で全体の16.2%を占めます。
私は大学院卒業後に合格したので、このゾーンに属しますね。
3.大学3年以降で目指すことは可能なのか?
もちろん可能です。私も目指そうと思ったのは大学4年くらいからでした。
この場合は、卒業までに合格することは非常に厳しいので、卒業後も会計士の勉強をすることになると思います。
この時、卒業後の選択肢として、以下の3パターンがあると思います。
①予備校にだけ通って勉強に専念する。
②会計大学院と予備校の両方に通って勉強する。
③会社で働きながら予備校で勉強する。
なお、私は②の方法を選択しました。①と②は親の援助が必須になるので親との相談が必要になります。
①の方法が予備校の勉強にだけ集中できるというメリットがあります。しかし、無職というプレッシャーがあるのでキャリアに空白期間ができるというデメリットがあります。
②の方法だと会計大学院卒業後に短答式試験の3科目(財務会計、管理会計、監査論)が免除になり、企業法だけ受験すれば良いので合格可能性は高まることと会計大学院の学歴が手に入るというメリットがあります。デメリットとしては学費が高いと言うことです。
③は以下で詳細にお話しします。
4.社会人から目指すことは可能なのか?
結論から言うと「可能」なのですが、学生や勉強に専念している人に比べるとかなりハードな道のりになることはお伝えします。
学生だと割と自由に時間が使えますので勉強時間を確保しやすく1日8時間勉強することも可能かと思いますが、社会人ですと時間が限られてくると思います。
私は、会計士試験勉強に専念していたので1日10時間勉強するなどしていましたが、社会人ですと朝2時間、夜2時間の1日合計4時間勉強するだけでも相当ハードかと思います。
上記、金融庁の職業別合格者調べを見ても会社員の合格者構成割合は7.1%と低くなっております。
社会人でも合格することは十分可能ですが、約3年程度は仕事以外の時間は勉強し続けるという「会計士になりたい」という強い思いと相当の覚悟があることが条件になってきます。
5.まとめ
以上、会計士の勉強を始めるタイミングのことをお話ししてきました。
結論、大学2年生くらいから勉強を始めて、学生のうちに合格するというのが、会計士の勉強を始めるベストのタイミングかと個人的には思います。
しかし、まだまだ会計士の認知度は低く、会計士の存在に気付くのが遅くなり、目指し始めるのが遅くなっているのが現状かと思います(私含め)。
もっと若いうちから会計士の存在を知り、医者、弁護士と並ぶ知名度となり、キャリアの選択肢の一つとなる世の中になるように活動できればと思っています。